壊し屋さんは壊してしまいました 彼女が大好きだった街の人を 彼女が大好きだった街を 壊し屋さんは彼女を抱き締めながら言いました やっぱり自分は悪魔だと 涙がポタリと彼女の頬に落ちました 彼女の大きくなったお腹を撫でて謝りました 君にも会いたかったと泣きました 壊し屋さんは涙をたくさん流しながら自分も壊してしまいました これは壊し屋さんの物語 悲しい悲しい物語