「ったく、面倒くせぇ女だな。さっさと吐いちまえば済む話だろうが。じゃねぇといつまで経ってもテメェはこのままだぜ」


「だから違うって言ってんでしょ、この単細胞!」



はっ!!

気付いたときには時すでに遅し。



「テメェそろそろ犯す」


そう言って、ソファから物凄い形相であたしを睨みつけるそいつは、北川夏津(キタガワ ナツ)というらしい。


あたしは一歩二歩と後ずさってそれを回避。


は、早くなんとかしてここから逃げないとあたし、お、犯されちまいます!!



「なんつって、テメェみたいな幼児体型に興味なんか微塵もねぇけど」

「なっ、本当失礼なヤツ!!」

「文句つける前に腰回りの余分な肉をさっさと胸に移動させろや」



は、腹立つ。

確かにクビレはあまりないけど、胸は一応Cカップくらいあるんですけど!!(自称)