有柚ちゃんを諦めなければならない。 そう思いながらも、有柚ちゃんが好きな気持ちは止められなかった。 だから、俺は賭けに出た。 ある日、有柚ちゃんに明日東京に帰ると言い見送りを頼んだ。 だけど、有柚ちゃんは来ないだろう。 だから電報を用意して、店に来るようにした。 今思えば、かなり手が込んでるなあ。 そして、有柚ちゃんは店に来た。 後から聞くと、店長に急ぎの用事で呼ばれたらしいけど。