「見た目もだけど、性格も変わったよな。

いつも私を追いかけてたお前が
今じゃ、嫌な顔隠しきれない程に私嫌い」


そう言った姉は、少し寂しそうな顔をして

ほらよ、とアルバムを私に返す


「それでも私は、」

「誰の所為だと思ってるの」


姉が私の頭を撫でようと伸ばした手をアルバムで拒絶して、姉を睨む


いつもだったら逆切れする姉が
今日は何故か大人しく、私の言動に肩を震わせていて


それらの反応も凄く腹立たしく感じる


「出てって。今すぐこの家から出てって!」


そう叫んで、私は部屋を飛び出した