「可愛いな~」


やばい、声に出た!


聞こえたか聞こえてないのか分からないけど
歩みを止めた桜木さん


そのままこちらに顔を向けて


「?…何か言った?」


首を傾げて俺を見つめた


可愛すぎて、不覚にも顔が赤くなる


聞こえてなかったのか、そっか良かった!


「何も言ってないよ!」