オドオドとしていて緊張しているのが伝わってくる


何か痛々しいな。


私を見ながら、何か言いたそうにしている
だけど勇気が出ないのか、制服のボタンを弄り始めた


暫く待ってみたけど、話し出す素振りを見せないから

痺れを切らし、自分から話しかける事にした



「えっと…宜しくね ?」


緊張しているふりをして
少し上目遣いをする


ボッと音が聞こえそうな勢いで顔を赤く染めた彼は


「よ、宜しく…お願い、します」


目を泳がせながら、しどろもどろに返事をした