「何か良い事でもあったの?」


そこまで興味はないけど
目を輝かせて笑顔で聞く


「私と花、同じクラスだった」

あぁ、それね


「私もさっき見て気付いたよ!」


私がそう言うと
椛ちゃんは私の両手を握り、


「今年も宜しくね、花」


いつもは変えない表情を崩し
穏やかな笑みを私に向けた