自己中王女と気弱な紳士



「椛ちゃんかな?」


私の頭の中では、ほぼ確定されているけど
取り敢えず疑問形で答えてみた


「当たりー」


そう言って椛ちゃんは、塞いでいた手を退ける


やっと視界が明るくなった…