あの空の向こうで



「ピピピピピピ…」











ん~何だよ…。
もう、朝か…。
はえー。
















俺は、
制服に着替え、
リビングに向かった。














「あ、和樹。おはよう…」
「…」
「昨日は、ありがとね…!」
「別に」
「ご飯は…?」
「…食ってく」
「じゃぁ、すぐ準備するから、
 待っててね!」

















いつもはコンビニで
買っている。

今日は、
良く分かんねーけど。





胸騒ぎがしたんだ。














俺は、机にこしかけた。




























つーか、
毎朝、俺の分
作ってくれてたんだ…。














俺の心に、
″罪悪感″
の文字が浮かんだ。





















俺が、食べない事
知ってても、
作ってたなんて…。



















すげぇ、つらいんだろうな…。

















「出来たわよ。食べなさいね」
「…ん」













そして俺は、
食べ始めた。