あの空の向こうで









「おふ…くろ…?」







顔には、
白い布のような
物がかかっていた。









何で
かかってるんだ?



何で
こんなもの…。






















でも、
これは俺が
望んでいた事。









「―お前なんて…。死ねばいいんだ…―」










俺が
望んでいた事―。









―ポタ。









俺の目から
何かがたれた。























違う…。
俺はそんな事…。
望んでなんか
いなかったんだ…。


あの時はつい
言っちゃっただけ
なんだ…。














でも、もう
遅いんだ…。