あの空の向こうで

「んな馬鹿な…」


「本当だ!警察から
 電話があったんだ!!!」





龍は目を大きく
見開いていた。




「冗談やめろよ…」


「冗談じゃない…」







「和樹、行くぞ…?」



龍が、俺の手をひっぱり、
走って行った。











俺は、放心状態だった。



なぜなら、おふくろが
自殺したのは、
俺のせいだから…。