あの空の向こうで





「―お前なんて…。
死ねばいいんだ…―」




























俺はもう、我を忘れていた。

























「和樹…」

おふくろは泣いていた。














「俺の名前を呼ぶな。
 
 お前は、俺の親
 じゃねぇ。
 顔も見たくねぇ。」





















「勝手に再婚でも
 しろよ。
 
 親父はなぁ、
 あんたの事本気で
 好きだったんだよ!
 まじだったんだよ!」














「私も…。今…。
 本気なの…」





























もう…。
どうでも、良くなった…。























「てめぇなんて
死ね!!!」














俺は、そういって、
家を飛び出した。

















この後、俺は、
後悔するなんて、
考えれなかった。