「坂下、悪いけど無理っぽいわ。」



「何故ですか?」



「構想を練る時間がない。

蒼はともかく、坂下動かすのってかなり労力要るし。

今は、若菜さん書くだけで手一杯ってのもあるし。

っつーか、アンタ人気ないみたいだし。」



「残念です。」



「私は、好きだけどね。」



「桜雛さんは、オジサンが好みですから。」



いや、イケメンなら若くてもOKだから!



…って言い方じゃ、オジサン好きって言われても仕方ないか。



「そろそろ、シメにしましょうか。」



「最後、頼むならやっぱり寿司だよね。」



「桜雛さんは何を頼みますか?」



「そういう坂下は?」



「私は、既に決めています。」



「じゃあ、同時に言う?」



「そうですね。」



「せーの…、」



「「エンガワ!」」