「桜雛は、殆どの作品中に僕を出しまくってるけど、いつまで書くの?」
「飽きるまで。
正確に言うと、坂下を書きたい。
話の都合上、殺しちゃったからね。」
「だったら、坂下先生目線で書いたら?」
「そりゃあ、いつかは書きたいさ。
だけど、坂下氏で作品を書くには…今の私のスキルでは到底無理。」
「今は無理でも、いつかはちゃんと書けよ。」
「ん。
蒼が、爺サンになる頃にはね。」
「僕が爺さんなら、桜雛は婆さんになっているだろ?
そんなに長いこと、書き続けられるのかよ?」
「書き続ける云々はともかく、誰が婆サンになるって?
女性は二十歳以上、年取らないって決められてるんやぞ。」
「はぁ?」
「学校で、日本国憲法の前文くらい習うだろ?
レモン汁で書いてあって、あぶり出しすると浮き出てくるんやで。」
「それ、桜雛が持ってる本に自分で書いたってオチ?」
「イヤなこと、言うコやね…。」
私は、グラスの中のワインを呑み干した。
蒼は、牛たんステーキを口にしながら言う。
「桜雛、この店って喫茶店でもなければ、ただのワインバーでもないし…何屋?」
今、喰ってるだろおぉ!!
蒼に説教垂れようとした瞬間、マスターが声をかけた。
「桜雛、いつものご飯以外に、カレーもあるんだけど…。」
「カレー喰うっ!!」
この店が牛たん屋だと分かって貰えるには、まだまだ時間がかかりそうだ…。
「飽きるまで。
正確に言うと、坂下を書きたい。
話の都合上、殺しちゃったからね。」
「だったら、坂下先生目線で書いたら?」
「そりゃあ、いつかは書きたいさ。
だけど、坂下氏で作品を書くには…今の私のスキルでは到底無理。」
「今は無理でも、いつかはちゃんと書けよ。」
「ん。
蒼が、爺サンになる頃にはね。」
「僕が爺さんなら、桜雛は婆さんになっているだろ?
そんなに長いこと、書き続けられるのかよ?」
「書き続ける云々はともかく、誰が婆サンになるって?
女性は二十歳以上、年取らないって決められてるんやぞ。」
「はぁ?」
「学校で、日本国憲法の前文くらい習うだろ?
レモン汁で書いてあって、あぶり出しすると浮き出てくるんやで。」
「それ、桜雛が持ってる本に自分で書いたってオチ?」
「イヤなこと、言うコやね…。」
私は、グラスの中のワインを呑み干した。
蒼は、牛たんステーキを口にしながら言う。
「桜雛、この店って喫茶店でもなければ、ただのワインバーでもないし…何屋?」
今、喰ってるだろおぉ!!
蒼に説教垂れようとした瞬間、マスターが声をかけた。
「桜雛、いつものご飯以外に、カレーもあるんだけど…。」
「カレー喰うっ!!」
この店が牛たん屋だと分かって貰えるには、まだまだ時間がかかりそうだ…。

