きっと私は君に恋をする

「だって、くまさんだよ?あの眼鏡のくまさんだよ?恋愛対象とは…ちょっと違うでしょ」

「いやどんな理由!?」

別に眼鏡は悪くない…というか私も眼鏡だし。
ただ、「くまさん」という渾名で呼ぶほど、近い仲だが、そういった関係とは遠いものだ。

「まっ、くまさん面白いし。一緒にいるのは楽しいけどね〜」

「あー、それは分かるなぁ。良い人だよね、なんか」

まだ少し腑に落ちなさそうな顔をしながらも頷く蘭に、私は身を乗り出して話をした。

「ねっ、ねっ、それよりさ!!もうすぐ修学旅行だよね!どこまわるとか決めようよ!!」

「うん、そうだね。どこか行きたい所ある?ーー」

美味しいオムライス屋さん、有名な神社、八ツ橋…
すぐそこに迫ってきている修学旅行に想いを馳せ、地図を広げながら話すこの時間はとても楽しい。修学旅行当日も勿論楽しみだけど、この時間も修学旅行の醍醐味だと思う!