_ガラッ



「あっ、姫様!おはようございます!」



「姫様今日もいい天気ですね」



私はさっきとは打って変わった営業スマイルで答える。



「えぇ、そうね。こんな日は外で遊びたいですね」



「「きゃぁぁぁぁー!」」



「じゃあ姫様、俺達と遊びましょうよ!!」



「いいえ、是非私達と!!」



クラスメイト達が詰め寄ってくる。



邪魔なんですけど!!!



私はそんな本心を隠しながら何とかスマイルで答える。



「えぇそうね、後でみんなで遊びましょう」



「「きゃぁぁぁぁー!」」



クラスメイト達がキャーキャー騒ぐ。



もう...いちいちうるさいな...。



私と奈緒は笑って席に着く。



「アンタほんと人気ねー、なんでこんな腹黒お姫様が人気なのか意味わかんないわ」



「私だって知らないわよ」



私達は聞こえないよう小声で話す。