私は玄関へ着き、自分の下駄箱を開ける。 ____バサバサッ! 中から出てきたのは大量の手紙。 私はしゃがんでその手紙を全部拾い上げる。 「さすが姫様、今日も沢山の手紙ね」 「えぇ、しかも全部読むのかしら?姫様は本当にお優しいのね」 そんな声が周りからチラホラ聞こえる。 きっとこの中にも私の下駄箱の中に手紙を入れた子もいるのだろう。 私は立ち上がってある場所に向かった。