私だけの王子様

「「キャーーーー!!!」」



さっきよりも大きな黄色い声援。



私は笑顔で手を振る。



そのあとも試合は続き、結果は私の圧勝。



まあ、当たり前だけどね。



「ふぅ...」



私はフェンスに身を預けてタオルで汗をふく。



「さすが姫様、今日もモテてるねぇ〜」



「モテてもなんにも嬉しくないわ」



フェンス越しに話しかけてきたのは、タオルを首にかけた王子様。



私達は会話を聞かれないように小声で話す。



「なぁ、俺の試合見てた?好きになっ」



「なってないし見てない」



「わーお」