☆君に似てる女の子
中村光side
俺には探してる女の子がいる。
ちっさい頃。病室で1人泣いてた女の子を俺はその女の子にアイリスの花を渡したんだ。
花言葉は希望。
そしてもう一つ意味があるんだ。
その事はまた後ほど話そう。
君は何処にいる?何をしてる?何を見てる?
あの時、俺に向かって優しくほほえんだ
君の右目を覚えてる。優しげな目の色をしてた。
俺はつい最近高校三年になった。
あれから、10年たった。
今日さ。君に似た女の子とぶつかったんだ。
君と同じようにさ。左目には眼帯してて。
健気で儚げだったんだ。
なんかさ。ちょっと触れただけでも壊れそうなぐらいでさ。
君に似た女の子は、笑顔でありがとうって最後言ってくれたんだ。
笑顔がきみにそっくりで。
なんというか一瞬。
君に会えた気がした。
君に似てる女の子はなんとも思ってなかったみたいだったけど。
なぁ。君のことがあの時から好きなんだ。
君にあの時十年前にあった時から…
頼むから…会ってくれないか?
狂おしいぐらい君が好きなんだ。
なぁ。今何処にいる?
俺が、俺が、絶対君を守るからな。
君を守りたいんだ。君の笑顔を守りたいんだ。
そう、心におもいながら
学校で授業を受けた。