「ゲーム内容はすごろくです。先にゴールにたどり着けたものが勝ち。至ってシンプルなゲームです。」
お姉さんは説明というより主催者のような口ぶりでそう説明した。
ゲームは、”すごろく”。
ただこれは普通のではない。”人間すごろく”だ。
なぜなら私と紗季のいるこの場所がStartと書かれたマスであるから。
賢斗は、私達とは別の場所、お姉さんの隣で何かをしている。
「賢斗っ!ねぇ!賢斗!これなんなのよ!」
紗季はもう恐怖と不安でどうしようもないらしい。
私は…冷静だった。なぜなのかはよくわからない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…