「澪。電話鳴ってるよ。

ダイスケって表示されてるけど
澪の彼氏ってもしかして 俺の知ってる大輔?」


先輩には言ってなかったかな。


先輩と同い年で
でも学年的には私と一緒。


同じ時期にサークルに入った私と大輔は
もともと友達だった。


大輔はチャラいし、女の子に困ってもない。


多分 私と付き合っていても 一途じゃない事くらいわかってる。


だから良いのだ。



私も別の人を想いながら大輔と付き合い。

大輔も不特定多数の女の子と付き合っていようが干渉されることはない。


お互いに暇を埋めるためだけの存在だ。