超豪邸のキングサイズのベッド。


私の目の前にいるのは

私の大好きな愛しい人。


ベッドのきしむ音と私の声。

タクマ先輩の吐息がこの暗い部屋には響く。


「タクマっ。っ!」

「澪。好きだ。」



私と先輩の関係は恋人なんて美しいものではない。


「澪。もう行くの?」


「はい。この後デートなんで。」


先輩の暇を埋めるだけ。

そんな存在の1人ってだけ。