「ご入学おめでとうございます」

校長先生がしゃべっている。

内容は薄いくせにただただ長い。

そんな話は耳から耳へと聞き流す。

あー…眠い。

校長先生の上に大きく掲げられた、

「入学式」とかかれた看板を見て、

ため息をついた。

…また、めんどくさい日々が始まる…

ずっと不登校してたらダメかな。

そんなことを考えていると

「これで、入学式を終わります。教室へ向かいましょう。」

と、司会が言った。

私達は先生に連れられ、これからお世話になる、

教室へ向かった。

教室へ向かうと最初は先生の話だった。

「はい、今日から担任の杉森ね。よろしく。じゃ、今日は終わり、バイバーイ」

私達の担任はやる気が無さそうな人だった。

だるそうに自己紹介をし、はよかえれと言った。

まぁ、楽でいいか。

先生に言われた通りに家へ帰ろうとしたとき、