君が思い出になる前に…

君を思い出になんかさせない…。

決して…。

そう、心に誓った。


絵美の肩越しに、病室の窓の外、夕日が海に沈んでいくのが見えた。

「ほら、見てごらん」

絵美の肩をくるりと窓の方に向け、並んでその沈んでいく夕日を眺めた。