これは僕が小学3年生の話












僕は心臓の病気で、体を動かすと心臓に負担がかかってしまうので学校に行けるのは月にせいぜい3、4日程度。












もちろん、友達なんて誰もいなかった。







唯一の幼なじみはレイのように人気者で僕なんかの相手はしてくれない








僕は正直この月に3日4日学校に行くのは嫌で仕方が無かった














そんなとき、一人の女の子が僕に声をかけてくれた











僕は嬉しくてたまらなかった











一人ぼっちの僕に声をかけてくれる優しい子がいるなんて、って














でも本当は違った














ただの罰ゲーム















よくあることだ


















ジャンケンで負けた人が僕に声をかける


















本当は気づくべきだった



















こんな僕に話しかけるやつなんていないんだって















僕は空気よりも薄いんだって














いや、むしろ僕は空気になりたかった
















誰にも気付かれないような








存在













なんて















僕はその日から学校へ行くのはやめた