―孤独な少女が見つけた居場所―

仁が私の心配をしてくれてる

"ただ椅子に座ってボーッとしてたから"っていう理由だけで心配してくれちゃうような仁

そんな優しい仁




だけど今はその優しさが辛いよ...




「さよなら」
私は唐突に別れを告げ、出ていこうとした
話し合いなんかするとここに残りたくなるから



すると仁は驚いた顔をして、私の腕を掴んだ

仁「...ちょっと待てよ!いきなり何言ってんだよ!!」

私は何も答えない

仁「はぁ...。」

...呆れられちゃった?

仁「俺が納得できるような理由を言うまで、この手は離さないからな?ほら、言ってみろよ」

そーだった、仁はそんなことで呆れるような人じゃなかった











私は覚悟を決めて、出ていこうとした理由を話した