いつもはこの程度で終わりだった


でもこの日はなんも言わない私に痺れを切らしたのかまだ終わらない


彼女達はボコボコにした私を連れて体育館の中へ

そして用具入れへ私を突き飛ばす


...立ち上がれない

身体はもうボロボロで立ち上がることは出来なかった




「キャハハ!ざまぁ!!」
「1晩ここにいたら仁くんから離れる気になるよね〜」


「じゃ、ばいばーい」



ガチャ

鍵をかけられた


今は放課後、テスト前で部活はない









つまり誰も通らないってこと





「...っ、うっ...」
痛みと不安からか涙が出てきた























「仁っ...!助けて!!」





誰もいない体育館に響いたであろう私の声