仁「一緒に住まないか?」








え!?
今”一緒に住まないか”って聞こえたんだけど気のせい!?

「今、なんて言った?」
仁「だから、一緒に住まないか?って」






「...冗談?」
仁「んなわけ。俺は未来を助けたいの!」

「ほんとにほんとにいいの?」
仁「当たり前だろ?」




確かに一緒に住みたい
生活のこともそうだけど、誰かと一緒に住むってその人に必要とされてるってことだよね?

私も誰かに必要とされたい



けど、やっぱり迷惑だよね

そう思い、
”いや、なんとかなるから大丈夫だよ”
と断ろうとした

「いや、なんとか「迷惑になるから断ろうとか考えてんだろ」

「...なんで分かんの!?」
仁「お前考えてること声に出てるぞ」

やっちゃった...

仁「迷惑とか考えんな。俺はお前と住みたいからこんな提案をしてる、だからお前も俺と住みたいかで返事をしろ。」

この人はどこまで優しいんだろう
イジメをわざとエスカレートさせてるとか疑っちゃって悪かったな

「じゃあ、これからお願いします」
私は頭を下げこう言った

ポンポン

三上くんは私の頭を撫で、
「ああ」
と言った