秋が深くなりつつある日曜日。

僕は一緒に勉強をするという理由をつけて、遙香を学校から遠く離れたスタバに誘った。

遙香は最初、怪訝そうな顔をしていたけど、たまには気分転換が必要な事、模試でお互い良い成績を取ったことなどを理由にあげると渋々ではあるけど了承した。

もちろん僕には他に理由があった。

遙香との関係をもっと進めたかった。

それとわざわざ学校から離れた場所を選んだのは、人目を気にしたからだ。