最低男子






第4子にして、一番不安定になったのは私だった。




何もする気が起きず、

一日ぼっとしている事も珍しくなかった。





そういう時の咲は、私の膝で指しゃぶりをして遊んでいる。





陸がいなくなると尚更だった。


子どもたちには申し訳ないことをしてしまった。

と、

後で後悔したけど…あの頃は必死だった。






そういう時は陸の両親と、私の両親に手伝ってもらい…成り立っていた。





って、

言っても両親にも家庭があるから…



彩の幼稚園に迎えに行ってもらい、帰ってくるとすぐ帰ってしまう感じ。





『ありがとうママ』

「一回、こっちに帰ってくれば?」

『陸と一緒にいたい』

「そうよね。なら、また来るわ」





涙が出るほど、助かる。

私のわがままに付き合ってくれてありがとう。



いつまでも、頭が上がらない。






ママが帰った2時間後くらいに陸が帰ってくる。

最近は6時頃に帰ってきてくれることが多い。






「ただいま。」

『おかえり』

「今日はどう?」

『こんな感じ』


と、

変な笑みをすると、膝に座っていた咲に笑われた。





「ママ変だね」って、陸と笑う航。

こうやって、子どもたちと笑っていられるって幸せ。







この幸せは絶対に失いたくない。

そんな、平凡でいいから…ずっと続いて欲しい。