この涙は嬉しい涙かな。
安心した涙かな。
これから、一生陸と一緒にいると思えたら涙が止まらなかった。
「泣くな」
『泣くよ』
泣いている間に、指輪を付けてくれた陸。
『私が陸のをつける』
「俺のは家だから」
『何でよ』
「じゃ、これつけて」
と、
言って今つけてる変な指輪を取って渡された。
『これやだ。』
「はい」
そう言って左手を私に差し出す陸。
しつこいからつけてやったけど…
家に帰ったらつけてあげよう。
あと少しで、
「嫁さん」「旦那さん」
と、
言える関係になれるのかな。
これがゴールではないけど、頑張れそうな予感がした。

