最低男子






1時になっても、2時になっても、帰ってくる事はなかった。

私も、帰ってくるまで起きてようと思ったけど…眠気に襲われ、2時くらいからの記憶はない。







何時間寝てたんだろう。



…なんか、気配を感じて起きた。


、ら

隣に陸がいるけど…『くっさ!!』




思わず、出てしまった本音だった。





でも、陸は気にしてないみたい。


と、いうよりは…

聞こえていないみたいで一安心。






腕枕してくれて、触れてくれていて…それに、キスもしてくれて、幸せ。




『んっ…』




止まらないキス。息ができないキス。

お酒くさいキスも…何もかも。




いつもなら、怒ってるけど…今は何されてもいい。







『誰と飲んでたの?』

「紗菜ちゃんと紗菜ちゃんと…」




はい。

ただの酔っぱらいです。