最低男子





夜中の3時過ぎまで話し込み、美那の眠気と同時に解散した。





久々に息抜きが出来て楽しかった。

それに、会えて良かった。







暇な帰り道に試しに陸に電話。




出てくれるわけがない、

と思ったら…予想通りだった。





たぶん、このまま帰ってくるまで声は聞けないと思う。





仕方なく、LINEをした。

正しく言えばLINEで我慢した、という感じだろうか。






「寂しい」

「イライラする」






はい、そうですか。

それはすみませんでした。




私がこんな寂しい思いをしているのにも関わらず、この素っ気ない感じ。





私は陸がいないと、

眠れないし、生きていけないけど…



陸は私がいなくても余裕なんだね。






ただ、私の体さえあればいいんだろう。

遠征に行く前は見たこともないくらい優しかったのに…あの優しさはどこに行ってしまったんだろう。