久しぶりに見た陸の寝顔。
何だか、
よくわからない気持ちにさせられた。
大地の事が好きで好きでたまらないはずなのに…必死に目の前にいるこの人の事を考えていた。
『だめだめ』
と、
切り替えようとしても…悲しくなる一方だった。
そんな時にタイミング悪く、起床した陸。
「あぁ〜もう」
起きた瞬間のこの不機嫌さ。
え?何?
私に怒ってるの?
『どうしたの。』
「何でもない。お前、何時に帰るの?」
『もうすぐ帰るよ』
陸は、早く帰って欲しいのかな。
陸の事を想っているわけではない。
けど、とても悲しくて…寂しい気持ちになった。