最低男子






「お疲れ様。紗菜」

『久しぶりで疲れた』

「そうだよね。帰って寝た方がいいね」








手をつないで、

私の家までの15分を歩いた。





会えると思っていなかったから…嬉しさは倍だった。






『送ってくれてありがとう』

「いいえ。ゆっくり休めよ」

『うん、ありがとう。バイバイ』








大地に会えた余韻に浸りたかったけど…



相当疲れたようで、

布団に横になると即寝だった。