最低男子







「自分で伝えて」


と、

言われてしまったので、開き直って自分で電話をする事にした。







けど…もう、夜も遅いから明日する事にして…今日は大人しく眠りについた。







『ん~起きた!』




最近はシェアハウスに入る前の生活に戻り、起きるのはだいたい11時。





誰もいない家で昼ご飯を作って…

食べたら子ども部屋でゴロゴロ。




それが私の日課。








大地との待ち合わせの1時間前に、バイト先に連絡をした。






『紗菜です』

「お~!紗菜ちゃん!」

『昨日、陸から電話が来ました』

「うんうん」

『実家にいるので、働くのは難しいです』

「今、人不足で…少し考えてくれないかな。週1でもいいんだけど…」

『ん~少し考えます』





って、

言ったけど…働く気は全くない。






今の私の頭の中には”楽”という文字しかない。