「ふんっ。使えない男子達。
アンタそこから一歩でも動いたら刺すよ」



愛莉はそういって悠斗のほうに包丁を向けた。



けどそんな事はお構いなしに悠斗はズンズンと愛莉のほうに向かって行った。



「ねぇ言ってる事聞こえなかったの!?
マジで刺すよ」



ガシッ



「悠斗!!何やってんの?手離しなよ」



悠斗は包丁をグッと握り手からは血がダラダラと流れている。



「ちょ、ちょっと離しなさいよ。
そんなに握ってたらアンタの方がャバイわよ!!」



「あぁ。今から人殺そうとしてる奴がよくそんな事言えるな!!
こんなもんぐらいの血みてガタガタ騒ぐんじゃねーぞ
覚悟がねーんだったら包丁なんて人に向けるんじゃねーよ」