君はあの子を、私は君を。


私は、2週間、3週間と観察を続けた。

そして、四週目に突入した日の放課後。ついに、坂木くんが小百合を好きだということが確実になる出来事が起きた。

坂木くんが、帰ろうとバックをもち席を立ったそのとき、パサっと何かが鞄から落ちた。
坂木くんはそれに気づかず歩いていく。

私は落ちたものを拾い上げてギョッとした。

坂木くんが落としたもの。それは……、浅井小百合さんへ。と書かれた手紙を入れる封筒。