❤︎❤︎甘い❤︎❤︎STORY

どきどきするな… 美希と一緒じゃなかったらどーしよ…

「ヤッター!紫苑、私たち同じクラスだよ!」

「え!マジで!!やったね!」

良かった〜〜 一緒になれて。
こんなに知らない人がたくさんいるのにクラスわかれてたら、もう完全ぼっちだったし…
1年5組か。私クラス替えの時、5と4にめっちゃ恵まれてるんだよね。
だって、小学校1年生の時4組、2年の時5組、3年の時4組、5年の時5組、6年の時4組、中学校1年生の時5組、2年の時4組3年の時5組。ずっと交互に4組と5組がきてるの。
まぁ変わったことと言えば今年は交互じゃないってこと。


「紫苑〜!さっそくクラスいこーよ」

「そうだね。」

………

私たちのクラスになんかめっちゃ人が集まってるんすけど。

嫌な予感しかしない…
まさかあいつと同じクラスじゃないよね?

「めっちゃ人が集まってるよ!まさか…あのイケメン君と同じクラス!?
見に行こ!」

嫌な予感が的中した。

なんであいつがこのクラスにいんのよーーー!?
誰だよこのクラスのメンバー決めたやつ。頭ハゲにしてやりたい。元から髪の毛なかったらどうしよーもないんだけどね。ってそんなことはどうでもよくて…

「なんであいつがいんの!?」

「なんでよーいいじゃんか!ってかなんであのイケメン君がやだの?」

「だってさ、さっきなんもしてなかったのにいきなり睨んできたんだよ!うざくない?顔だけいいから調子乗りやがって」

「まぁまぁ落ち着きたまえ。紫苑殿。
っていうことは、このイケメン君はクール系ってことか!明るい感じのイケメンも好きだけど…こーいうのもいいかも!」

は!?私はこんなのごめんだし。

「おーい。みんな席につけ!」

こいつが私たちの担任か。
二十代後半くらいかな?顔は意外とイケメンかも!

そんなことを考えながら自分の席に着いた。

………


なにこの最悪な席。前にあの野郎がいるんですけど。

もうっ!ほんとに最悪な日だ。