一応勉強だけが取り柄の私が、苦戦してる問題だ。(常に学年2位) 遊んでばかりの洸くんに分かるわけが…… 「あー…これはこうで、こっちがこう」 ペンを片手にスラスラと問題を解いていく洸くん。 …………えっ。 「…で、これで…ほら解けた」 私がずっと苦戦していた問題を5分もしないうちにあたかも簡単に解いた。 急いで答え合わせをする。 「……合ってる…」