「っ…!!」 強く抱きしめられてるせいか、洸くんの体温まで感じて。 どうしよう。すごくドキドキする…。 心臓の音、洸くんにきこえてないよね? 聞こえたらバカにされそう……。 「新奈ちゃん」 「は、はいっ!?」 「名前呼んだだけなのになんでそんなに驚いてんの」 クククッ…と笑ってる洸くん。 ううっ…恥ずかしい。意識しすぎだ。 顔に血がのぼって熱い。 よかった…真っ暗で。 今の私の顔を見たら絶対笑われる。