「嬉しいっ…」
嬉しさで感極まって涙がボロボロと零れた。
「ずっと思ってたけど、新奈ちゃんって泣き虫だよね」
「だってぇ〜…」
泣いてる私を洸くんが振り向かせた。
そして、私の涙を指で拭うとそっと私の両手を握る。
「新奈ちゃん」
「っはい」
「一生俺の隣にいてくれる?」
「〜〜〜っもちろん!!」
嬉しすぎて
幸せすぎて
空を飛べそうだよ。
自分から洸くんに軽いキスをしてみる。
ビクッと一瞬驚いた後、洸くんは嬉しそうに笑って
「………愛してる」
そんな、魔法の呪文を唱えると
唇と唇が吸い付くように重なった。

