着いた場所は、特に何にもない駐輪場。 そこに洸くんが自転車を止めて、私も自転車から降りた。 ……えっと、 戸惑ってると、洸くんが私の手を握る 「目、つぶって」 私は言われた通りに目をつぶると、洸くんが私の手を引いて歩き始めた。 「洸くん、まだですか?」 「んー待って」 しばらく歩いてた足が止まる。 「開いていいよ」 洸くんに言われて、ゆっくり瞼をあけると、キラキラしたイルミネーションが広がっていた。