夏が過ぎ、秋が過ぎ

あっという間に12月。




「あのさ……」




一緒にお昼を食べていた時、洸くんがおもむろに口を開いた。




「何ですか?」





箸を置いて、洸くんに顔を向けると




「……やっぱいいや」




そう言って、視線をお弁当に戻す洸くん。




まただ。


最近洸くんの様子がおかしいよ!絶対!!





ま、まさか別れたいんじゃ……!?