「…あ」 あいつを待ちながらふと目に入った、校門で誰かを待っている女子。 たぶんあれは、瀬戸口だ。 そして、瀬戸口の元に駆け寄る男子はきっと吉田だろう。 吉田が駆けつけると、吉田の髪の毛にゴミがついてたのか取ってあげる瀬戸口。 そして2人は、手を繋ぐと仲良さげに話しながら帰っていった。 …なんだよ。幸せそうじゃん。 無意識に顔が綻んだ。