「ここおいで」





洸くんは開いて座ってる足の隙間を手でポンポンする。






「えっ!?」





いやいやいや!!!

近すぎじゃあありませんか!?






「…嫌なの?」






ゔっ。



しゅんとした顔を見せられたら嫌なんて言えるわけない。






「い、嫌じゃないです…。」



「じゃあ早く」






洸くんの座る側までズレるようにゆっくり距離を縮める。





重たい腰をちょこっとあげて、恐る恐る足の隙間に腰を下ろすと






「…っ!!?」






後ろからギュッと抱きしめられて、首元に洸くんの顔が埋められた。