「…まーた、泣いてる。」






苦笑しながら、指で優しく涙を拭ってくれる洸くん。





ボロボロと涙が溢れて。






「……グスッ……洸くん、私……洸くんのこと好き…なの……」





「うん」





「……ほんっ…とに……ひっく……ほんとに……好きで……」






「ははっ。知ってる。」





「だ……だから……私を……洸…くんの……グスッ……彼女に…してくださ………!?」







言いかけてる途中。







グイッと腕を引っ張られて


ーー…私の唇に洸くんの唇が重なった…。






びっくりして、目を見開く私。



驚いて固まってる間に、視界いっぱいだった洸くんの顔が離れて。