「その子はーー……」 「い、言わないで!!」 耳を塞いで、下を向いた。 すると洸くんが私の前に来てしゃがみ込むと私の顔を見上げる。 「最後まで聞いてよ」 そう言うと、耳を塞いでた両手を洸くんに掴まれて下ろされた。 「…っ」 もう洸くんの恋を応援するしかないんだ…。 「俺の好きな人はーー………って! はっ!?えっ!!!?」 私を見上げる洸くんが目を見開いて驚く。 それはたぶん 「……うぅっ……ひっく…。」 私が泣いてるからだと思う。