「私、全然気にしてないですから!」




「…いやでも」



「それに私なんかの下着見たってなんの得もないですし、全然大丈夫なので!」




「……は?」




「むしろ変なもの見せてごめ……」




私が言い終わる前に、手首を掴まれて壁に押し付けられた。




「全然大丈夫じゃねぇから。

…少しは自覚しなよ。女の子だってこと」




鋭い視線にワントーン低い声。




「…えっ?」



「それに俺一応男だし」




私の濡れてる髪をかきあげて耳元に顔を近づけるとそのまま私の耳を甘噛みする。