次の日。





「何これ?」





ジャージ入れに入っていた、小さい紙切れ。




そこには






《調子のんな。ブス。》






と、書かれている。





慌ててジャージ入れの中身を確認したけどその手紙が入ってただけで、あとは特に何もない。







「何その紙?」





トイレでジャージに着替え終えた杏が、教室に戻ってきた。






「あ、ううん。ただの紙切れだよ。私も着替えてくるね。」






私はそう言うとゴミ箱に捨てて、ジャージ入れを持って教室を出た。






怖いけど他に危害もないし別に気にするほどではないよね?